三木清(1897 – 1945)
(写真はウィキペディアより)
日本の三大哲学者の1人。
20世紀最大の哲学者・ハイデッガーに学んでいます。
遺稿は『親鸞』
歎異抄をたたえる人々7 三木清
哲学者・三木清
万巻の書の中から、たった一冊を選ぶとしたら、『歎異抄』をとる。
(三木清)
第一高等学校(現在の東大教養学部)から京都大学に学んでいますが、高校時代の読書をこう回想しています。
高等学校時代に初めて見て特に深い感銘を受けたのは『歎異鈔』であった。
東洋哲学というとすぐ禅が考えられるようであるが、私には平民的な法然や親鸞の宗教に遙かに親しみが感じられるのである。
いつかその哲学的意義を闡明(せんめい)してみたいというのは、私のひそかに抱いている念願である。
(三木清『読書遍歴』)