歎異抄・親鸞聖人をたたえる人々11 武田鉄矢

武田鉄矢(1949 – )
「3年B組金八先生」で有名な俳優であり、歌手であり作詞家。

直木賞作家、東野圭吾の『白夜行』がドラマ化された際、
笹垣刑事役の武田鉄矢が、
原作にない歎異抄を何度も口ずさんでいました。
そのことをこのように語っています。

犯罪者者2人が愛というテーマで
ずっと何かを追い続けるのならば、
笹垣も何か強いもの持っていないとダメだと思って、
演出家と相談して、
すき間すき間で親鸞の『歎異抄』を口ずさんでるんです。
これは最初にやった時に演出家が訳分からず
「あっ、いいですね!」
って 言ってくれて、それ以降やらせてもらってるんですよ。

なぜ『歎異抄』なのかと言いますと、
このドラマの持っている
最終的な大きい テーマじゃないかと思うんだけど、
「善人なほもつて往生をとぐ、いはんや悪人をや」
というのがあるんですが、
悪こそ救済の対象なんだという意味で、
これは原作の中で深く漂ってるんじゃないかって
思ったんですよね。

雪穂がマリア様に向かって
自分の運命を呪うところがありましたが、
マリアから打ち捨てられたヒロインを救いうる宗教は
世界にたった一つ、 親鸞の浄土真宗だけなんですよね。
これがどういう結果になるか分からないですけど、
毎回小さく『歎異抄』の一部分をつぶやきで入れています。
(武田鉄矢)



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